継続できない人の特徴は、「自己肯定感」が低いこと

とくに、サービス業の場合、お客様に選ばれる大きな要因は「人」です。

例えば、美容室のカットは、どこででもできてしまうものなので、いい人財を育てていかなければ会社の付加価値はつきません。

美容室には、基本的に専門学校を卒業した20歳以上の人が入社してきます。

毎年少しずつ傾向が異なりますが、現在の20歳前後の世代は、もともとの人間性も、人への興味も、技術を習得する能力も、とても高くなってきています。

ただ、課題は、継続することが苦手な人が多いということです。

便利な世の中になり、いまは何をしなくてもいろいろなものが手に入るようになりました。

ちょっとしたことなら我慢する必要がなくなってしまったために、継続が苦手な人が増えてきているように感じます。

コツコツ続けられる人と、まったくできない人のどちらかにはっきり分かれているという印象です。

中間がいないので、より差が激しく見えるのでしょう。

 

継続できない人は、自己肯定感が低い

継続できない人は、自己肯定感が低い傾向があるという印象を受けます。

心がポキッと折れたとき、自分で自分を信じていなければ、周囲にほめてもらっても立ち直ることができません。

そして、自分を認められない分、続けるのがつらくなって、お店を辞めてしまうケースが多いのです。

転職する場合は、これまでとまったく違う業種に転向する人も少なくありません。

以前は、

「せっかく資格を取ったのに、美容師を辞めるなんてもったいない」

と親御さんに引き留められるケースが多かったのですが、いまはわが子の意思を尊重して

「あなたの好きにしなさい」

と背中を押すご家庭が多いので、余計に美容業界から離れやすくなったのでしょう。

 

スタッフの自己肯定感を上げ企業の付加価値を高める

自己肯定感の低い人が少なからずいるなか、これから企業が取り組むべきなのは、安心・安全な環境のなかで、スタッフの自己肯定感を上げ、生産性と質を高めていくことではないかと思います。

わたしたちビューティアトリエグループでは、スタッフを育み、お客様に付加価値を提供できるようになるための人財育成に力を入れています。

そのための考え方と方法を今後も発信していきますので、お楽しみにしていてくださいね!