【人として大切にしたいこと】をスタッフ全員で共有する大切さとは?

人としてのあり方を伝える「アトリエ家訓」

ビューティアトリエには、「アトリエ家訓」というものがあります。
これは、会社が掲げている「ビジョン(使命)」や「ミッション(実現したい未来)」とはまた別のものです。
人として大切にしたい考え方を、ここで共有しています。

「アトリエ家訓」

一、人様に迷惑をかけるな
一、人様のお役にたつ人になれ
一、嘘をついてはいけない
一、弱き人に手をさしのべよ
一、自分に負けるな

 

「いまどき、人としてなんて…」と言われてしまうかもしれませんが、美容師や企業人である前に、
「何よりも人としてこういう人でありたい」ということが家訓となっています。

 

重要事項はとくにしっかり共有する

スタッフが会社を退職するときは、特別に大きな規約については、書面でサインをしてもらっています。
その規約のなかに、「お客様のリストは持っていかない」という項目があります。

店頭でお客様のお名前や住所を教えていただく際は、
「お店からお客様にとっていい情報を伝えるという目的です」
と、会社としてお客様から了承をいただいたうえで頂戴しています。

その取り扱いは、会社の責任として、規約に明記してあります。

このような、法律にも関わる大切なことは、しっかりと共有したほうがいいでしょう。

 

仕事で身につけてほしいことは「行動指針」にまとめる

ビューティアトリエでは、「アトリエ家訓」のほかに、次のような10項目の「行動指針」を設けています。
これは、身につけていくと仕事がスムーズにうまくいく、行動の基本のようなものです。

「10の行動指針」

1 志を高く持つ
2 命を輝かせた仕事をしよう
3 良いことに意識を向けよう
4 相手を元気に笑顔と挨拶と握手をする
5 利他の心(心からのおもてなし)
6 約束を守る
7 誠実な仕事をし、誠実な人になろう
8 家族のような愛情を持って接する
9 感謝の心を持ちプラスの言葉を発しよう
10 アトリエの一番商品はあなたです

 

この10項目は、時代によって少しずつ変わってきました。
日々この考え方を持って仕事をしていると、自然と物事がスムーズに進んでいきます。

最初は右も左もわからない人でも、この「アトリエ家訓」と行動指針にもとづいて行動することで、会社の一員としての考え方が整っていきます。

経営理念やビジョン、ミッションを掲げながら、具体的な行動指針も見える化しておくことが、質の高い経営には必要ではないかと思うのです。