「経営者の視点」を持つ人を育成する
ひとりですべてをコントロールしようとしない
会社の規模を広げていくほど、経営者ひとりですべてを管理するのは難しくなっていきます。
不測の事態に陥ったときはもちろん、日々の細かな業務、新しく事業をはじめるときなど・・・
何もかもに対応しようとするには無理が生じます。
経営方針や営業方針を決めて全社員へ向けて発表することはできても、とくにお客様と1対1で対応しなければいけない現場まで見てまわることはできません。
わたしも、さすがに23店舗9業種の現場で日々起きていることを、ひとりでコントロールすることはできませんでした。
ですから、会社の理念にもとづいて、その場で考えて判断できる人が必要なのです。
現場で判断して、行動できる人を増やす
「いま自分たちがしていることは、本当にお客様のためになっているのか?」
「お客様に寄り添っていくために、現場ではどうしたらいいのか?」
指示された通りの業務をこなすだけでなく、お客様に合わせて電話をかけたり、個別に相談に乗るところまで現場で判断して行動できるようになるのが理想です。
そのためには、リーダー一人ひとりが、社長のように、自分で判断できる人になるようにすることが不可欠。
経営者側も、ただ「リーダーを育成する」ということを目指すのではなく、「経営者視点を持った人を育成する」というゴールを見据えて動きたいところですね。
わたし自身も、日々奮闘しています。