『後継者が自ら社長になりたくなる方法』郡司成江著(Kindle出版)

◆2021年7月11日 電子書籍出版!

 

「家業を継ぐのは自信がない…」
「荷が重い…」
本書は、そんな思いを持っている中小企業の後継者が、「自ら社長になりたい」と思えるようになる本です。

美容グループの二代目として代表を務めている著者が、家業を受け継ぎ、事業を発展させてきた実績から得た多くの知恵を1冊にまとめています。

「自分の将来は決まっていて、自由に仕事を選ぶことはできない」
「言われたことと違うものになりたい」
そんな思いを抱えながら組織を経営している人も、多いのではないでしょうか。

後継者には、後継者にしかわからない悩みがあります。
本書には、後継者なら誰もが直面する悩みが実例を含めて紹介されています。

著者が代表を務めるグループ会社は、先代とともにさまざまな局面を乗り越えながら、美容業界としては異例の、第11回「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞の審査委員会特別賞を受賞しています。

 

◆本書はこんな人におすすめです。

・経営者になることに対して、前向きになりきれない後継者
・事業を軌道に乗せ続けることができるのか、自信のない後継者
・先代の事業を継ぐことをプレッシャーに感じている後継者
・受け継ぐ会社をよりよくするために、ヒントがほしい後継者
・経営者としてあと一歩を踏み出せないと感じている後継者

本書を読めば、次のようなことが得られます。
1 家や企業を継ぐことに前向きになれる
2 後継者としての心持ちが大きく変わる
3 後継者として結果を出していくために、具体的にどう動いていけばいいかがわかる
4 しあわせな後継者の形、経営の形がわかる
5 会社を受け継ぐということは決して窮屈なものではなく、やりがいのある、とても楽しい仕事なのだと思えるようになる

実際に著者のもとを訪れた二代目・三代目社長たちからは、
「悪いことばかりではなかったと気づきました。いまは土台をもとに新しい展開を始めています!」
「まったく新しいことではなく、土台を生かして事業展開していく道を見つけました!」
「リスクだと思っていたものが、じつは宝物だと思えました!」
といった、喜びの声が多く寄せられています。

「受け継ぐ」ことは、「宝がザクザクある環境を受け継ぐ」ということです。
ぜひ本書を通じて、「宝物」を受け継いだあとの未来をワクワク想像できるようになってください。

【目次】
はじめに

第1章 後継者が直面する11の悩み
自分で仕事を選べない
●将来が決まっているような感覚に陥る
●家業が嫌いではないけれど、窮屈で逃げ道を探したくなる
何をしてもいつも先代と比べられる
●自分自身が先代と比べて気にしすぎていませんか?
●創業者と後継者の役割は違う
自分自身もいつも先代の存在を気にしてしまう
●先代が気になるのは当たり前のこと
●後継者の役割は、守ることと壊すこと
「恵まれていていいよね」と言われる
●0からのスタートではないことのありがたさに目を向ける
「土台があったからだよね」と言われる
●土台があるからこそ、夢や目標が早く達成できることに感謝する
「プレッシャーはありませんか?」と聞かれる
●プレッシャーがあることを否定しない
●プレッシャーに感じない考え方のコツ
先代のおつきの人、古くからの人たちと意見が違ってやりづらい
●先代の「おつきの人」から学ぶ
うまくいってもいかなくても、8割評価だと思ったほうがいい
●後継者の環境は、弱みでもあり強みでもある
●先代と後継者では違った苦労がある
先代の型や社風を刷新しようとすると反感を買う
●変化・刷新が後継者の仕事
●反感を持たれないようにすることも、仕事のうち
社内に仲間がつくれない
●まず自分から心を開く
●仲間づくりは、まずはひとりから
時代に合わせて業種転換すべきか?
●古いものを守りすぎてダメになってしまう
●働いてくれている人の感情への配慮は欠かせない
●いままであったものを残しつつ、新しいものを取り入れる
●家業をヒントに業種転換する
●志を継いで業種転換したケース
M&Aについて
●M&Aブームがもたらす家業離れ

第2章 後継者がするべき10箇条
後継者がするべき10箇条
●受け継いでいくためのあり方
1 会社内に仲間をつくる
2 現場を体験する
3 自分の一番強みの部分から始めてみる
4 役職からスタートしない
5 学ぶ時間を持つ
6 業界外の仲間のいる勉強会へ参加する
7 後継者はできるだけプライベートと公を一致させる
8 常に未来から逆算して考える
9 先代(ルーツ)を大切にする
10 社外に積極的に出て多岐にわたる経験をする

第3章 家業は素晴らしい
家業とは何か?
●家業とは、自分を含んだその家の歴史そのもの
家業の未知数、素晴らしさ
●仕事はチャレンジしてみないとわからない
●いまあるものに、まずは感謝する
受け継ぐことの大切さ
●家業は親の生きてきた証
●これからの時代への恩送り

おわりに